50代独身の生活費公開|バリスタFIREに必要な金額を実データから逆算する

50代独身会社員の白猫キャラクターが家計簿と電卓を前に考え込んでいるイラスト。バリスタFIREに必要な金額を逆算する記事のアイキャッチ画像。

毎月の配当金を公開するようになってから、ずっと頭の片隅に引っかかっていた話があります。

「で、たごさくは実際いくらで暮らしてるの?」という話です。

入ってくるお金(配当)のことはこれまで何度か書いてきたけれど、出ていくお金(生活費)のことは、まだちゃんと書いていませんでした。でも考えてみれば、FIREのリアルってむしろこっち側にあるんですよね。いくら入るかより、いくらあれば暮らせるか。そこが見えないと、ゴールは永遠にぼやけたままです。

そこで今回は、2026年5月の私の生活費をまるっと公開します。家計簿アプリのデータをそのまま並べて、そこからバリスタFIREに必要な金額を逆算してみる。そんな記事です。

【2026年5月】50代独身会社員のリアルな生活費を公開します

さっそく、先月のリアルな数字です。家計簿アプリの数字をそのまま掲載します。

通常支出

カテゴリ金額補足
住宅66,000円家賃
食費50,586円内訳あり(後述)
教養・教育24,101円サブスク各種
通信費6,991円
趣味・娯楽6,209円
交際費6,000円母の日のプレゼント
水道・光熱費5,959円
交通費3,022円
日用品170円
合計約169,038円

通常分で、だいたい17万円弱。交際費の6,000円は、母の日に母へ贈ったものです。こういう「誰かのために使うお金」も、最近は素直に出せるようになってきました。

数字を眺めて自分でも「あれ、食費けっこう使ってるな」と思いました。なので、ここは内訳まで出します。

食費の内訳

項目金額
食料品26,841円
普段の外食6,124円
週末お金を使う練習10,120円
学生時代の友人との同窓会7,501円

食費が5万円を超えた理由は、はっきりしています。「使う練習」と「久しぶりの人付き合い」です。

「週末お金を使う練習」というのは、私が最近こっそり始めている取り組みで、要するに「週末くらいは、ちょっといいものを食べる」というだけのことです。これがなぜ”練習”なのかは、後のセクションで触れます。

それから、学生時代の友人と久しぶりに同窓会をしました。7,500円ほど。こういうお金を、私はずっと「使わずに済ませる」側の人間でした。それを今、少しずつ使えるようになってきている。数字の裏にあるのは、そういう変化です。

教養・教育の内訳

項目金額
オンラインサロン3,300円
ChatGPT3,353円
ブログ初期費用(年払い)11,880円
YouTubeプレミアム1,280円
その他4,288円

ブログ初期費用はConoHa WINGの年払い費用で、毎月発生するものではありません。それ以外は、仕事用(自腹)、ブログ運営・情報収集・スキルアップ系が中心です。発信を始めてから、こういう「学ぶための支出」が一気に増えました。これも昔の私にはなかった出費です。

節約していた頃と、今の自分

数字を並べてみて、いちばん感じたのは「昔と比べて変わったなあ」ということでした。

私はFIREを目指して、10年ほどかなりストイックに節約してきました。当時、サブスクと呼べるものはアマプラとYouTubeプレミアムくらい。合わせて月2,000円ほど。週末に外食するときも、サイゼで1,000円くらいで満足していました。

それでも当時は、月15万円以下で普通に暮らせていました。

それが今は、週末の「使う練習」で月1万円ほど。これが、私の暮らしの中で起きている小さな変化です。

「無駄遣いが増えた」と片付けることもできるけれど、私の感覚はちょっと違います。これはむしろ、節約が染みつきすぎて使えなくなっていた自分が、ようやく少しお金を使えるようになってきた記録なんです。

このあたりの話は、別の記事に詳しく書きました。

FIRE後にやりたいことがない|節約しすぎた10年と、50歳からの自分探し

安定収入が心のゆとりになっている

お金を貯めることばかり上手になって、使うことが下手になっていた。だから今、わざわざ「練習」と呼んでいるわけです。

50代独身の家計簿からバリスタFIREに必要な金額を逆算する

さて、ここからが本題です。実際の生活費が見えたところで、バリスタFIREにいくら必要なのかを逆算してみます。

まず、基礎生活費の目安を月15万円と置きます。これは「今よりほんの少しだけ余裕を持って使える状態」のイメージです。家賃・食費・光熱費・通信費といった、生きていくのに必要な土台の部分ですね。

これを年間に換算すると、次のようになります。

15万円 × 12ヶ月 = 180万円

この180万円を、資産からの取り崩しで賄うと考えます。ここで使うのが取り崩し率です。

180万円 ÷ 0.03 = 6,000万円

つまり、年間180万円を3%で取り崩すなら、必要な資産はおよそ6,000万円という計算になります。

なぜ4%ではなく3%なのか

FIRE界隈でおなじみの「4%ルール」を知っている人は、「なんで4%じゃないの?」と思うかもしれません。

理由は、4%ルールがあくまで米国株ベースの研究だからです。日本に住む私たちには、これに加えて為替リスクと税金(譲渡益・配当金に約20%課税)がのしかかります。だから私は、ここを少し保守的に見て3%で試算しています。安全側に倒しておきたい、というだけの話です。

そしてもう一つ忘れてはいけないのが、生活防衛資金です。暴落が来ても取り崩さずに済むよう、2年分・約360万円を、運用資産とは別に現金で確保しておきたいと考えています。

整理すると、私のバリスタFIREの目標はこうなります。

目標資産 = 6,000万円 + 生活防衛資金 約360万円

現在地の具体的な数字はここでは伏せますが、感覚としてはあと2,000万円ほどが目標、というところまで来ています。ゴールテープが、ようやく霞の向こうに見えてきた感じです。

なぜ完全リタイアではなくバリスタFIREなのか、その考え方はこちらにまとめています。

なぜ完全FIREではなくバリスタFIREを目指すのか

実際にどんな資産配分で6,000万円を目指しているかは、こちらで公開しています。

【50代の運用公開】バリスタFIREを目指す私のポートフォリオ

遊興費は、バリスタで稼ぐ

ここまでの逆算は、あくまで「基礎生活費」の話です。家賃を払い、ごはんを食べ、最低限の暮らしを回す部分。これは配当金と資産の取り崩しで賄う設計にしています。

では、旅行や趣味、ちょっと贅沢な外食――そういう「楽しみ」の部分はどうするか。

ここを、バリスタ(パートや派遣などの軽い労働)で稼ぐ、というのが私のプランです。

基礎の部分が資産で守られているから、働いて稼ぐお金は丸ごと「人生を楽しむための余白」に回せる。年金が始まる65歳までの期間も、このバリスタ部分でゆるく埋めていく。そういう絵を描いています。

そして、これは20本目の記事でも書いたことなんですが――完全に仕事を辞めてしまうより、少しだけ働いている方が、かえって心のゆとりになる。働かなくていいのに、あえて少し働く。この逆説が、今の私にはしっくりきています。

安定収入が心のゆとりになっている

数字で整理したら、見えてきたもの

こうして実際の生活費から逆算してみると、ゴールの輪郭がぐっとはっきりしました。

必要なのは、6,000万円+生活防衛資金約360万円。お金の面でいえば、もうやることは決まっています。あとは淡々と積み上げていくだけ。

でも、です。

私は19本目の記事で、こんなことを書きました。「目的なきFIREは、ただの失われた期間になる」と。お金の準備だけ完璧にして、いざFIREしたら何もすることがない――それがいちばん怖いんです。

FIRE後にやりたいことがない|節約しすぎた10年と、50歳からの自分探し

だから今の私がやるべきことは、二つあります。

一つは、今までどおり資産を育てること。
もう一つは、「使う練習」と「FIRE後に何をするか」を育てること。

週末にちょっといいものを食べる練習も、友人と久しぶりに会う時間も、ブログを書く時間も、全部その「人生の準備」の一部なんだと思っています。

お金の準備と、人生の準備。この両輪が揃って初めて、私のバリスタFIREは完成する。数字を整理してみて、改めてそう感じた5月でした。

まとめ

・5月の生活費は通常分が約169,038円(教養・教育にブログ年払い費用を含む)
・節約していた頃は月15万円以下で暮らせていた
・今は週末の「使う練習」が加わって生活費が増えてきた
・バリスタFIREの目標資産は6,000万円+生活防衛資金約360万円(3%ルール・2年分で試算)
・旅行や趣味などの遊興費は、バリスタで稼ぐ設計
・ゴールは見えてきた。あとは「使う練習」と「人生の準備」を育てていく段階

免責事項:この記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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