「高配当投資は非効率だ」——この言葉、何度も目にしてきました。
インデックス投資のほうが長期リターンで勝るということ。配当金は課税されてから再投資されるため、税制上も不利であること。理屈はわかりますし、データも知っています。頭ではちゃんと理解しています。
それでも、私は高配当投資をやめられません。
今日はその理由を、正直に書いてみようと思います。
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「高配当投資は非効率」——頭ではわかっていても、やめられない。そんな気持ちに覚えがある方に読んでほしい記事です。失敗談も含めたたごさくの本音を通じて、効率と安心のどちらを選ぶべきか、自分なりの答えを見つけるヒントになれば嬉しいです。
効率だけを追っていた時期のこと
かつての自分は、とにかく「資産を増やすこと」だけを考えていました。
FIREを達成できる水準まで、とにかく早く積み上げる。それが当時の目標でした。
「一括投資のほうが積立より確率的に有利」という考え方も、頭では理解していました。市場が長期的に右肩上がりであれば、早く資金を置くほど有利になる確率が高い——データもそれを示しています。
ただ、これにはひとつ前提があります。タイミングが悪ければ、話は変わってきます。高値圏での一括投資は、その後の下落に直撃されるリスクもある。「確率的に有利」というのは、あくまで統計的な話です。
その感覚を、2026年の春にあらためて実感することになりました。
2026年3月末〜4月、振り返って気づいた反省
今の新NISAは、年初一括ではなく積立で運用しています。毎月の積立だけでは年間投資枠が埋まらない分は、特定口座で保有しているS&P500の投資信託を少しずつ取り崩して補填しています。長期的には今の時点で税金を払ってでも非課税口座へ移す恩恵の方が大きいと考えているからです。
3月末から4月にかけて、相場が大きく下落しました。正直、最初の感覚は「あ、下がっているな」という程度でした。積立は淡々と続けていましたし、特定口座の高配当銘柄も引き続き保有していたので、大きな動揺はありませんでした。
ただ、あとから振り返ると「あのとき特定口座をもう少し多めに売却して、下がった水準で新NISAに買い直せたのではないか」という気持ちが出てきました。
5月に入ると、S&P500やNASDAQ100は大きく反発し、再び高値圏まで戻っていきました。
あの下落局面でもう少し動けていれば——と、少し後悔しています。
ただ、本当に反省しているのは「動かなかったこと」そのものよりも、事前にルールを決めていなかったことです。たとえば「ドローダウンが10%になったら残り枠の3割を追加投入、20%になったら残り枠の半分を投入する」というように、金額や比率をあらかじめ決めておけば、いざというときに迷わずに動けたはずです。ルールがなかったから、判断できなかった。これは素直に失敗だったと思っています。
次の機会に備えて、それまでに自分なりのルールをきちんと整理しておくつもりです。
それでも、配当金をやめようとは思わない理由
前回の記事では、税制や社会保険料の将来リスクを踏まえて「高配当投資を続けるべきか迷い始めた」という気持ちを正直に書きました。
→ 高配当投資を続けるべきか迷い始めた|税制・社会保険料の未来リスクを考える
それでも、やめようとは思っていません。
毎月、分配金・配当金が入ってくることの安心感が、数字では測れないものを与えてくれているからです。
→ 【配当金公開】2026年4月は47,678円|高配当投資の実績と内訳
金額としては、決して小さくはありません。毎月の通信費やサブスクリプション代をまとめたくらいの金額は、配当金だけで賄えるようになってきました。食費の一部と考えても、それなりの割合になります。もちろん「FIRE後の生活を支える柱」として見ると、まだまだ育て途中というのが正直なところですが、それでも「2本目の柱がある」という事実そのものが、精神的な支えになっています。
→ 【50代の運用公開】バリスタFIREを目指す私のポートフォリオ
労働収入だけだったころと今とでは、気持ちの余裕が少し違います。給料以外の入金がある、それだけのことなのですが、不思議と「自分はリスクを取って、その対価を受け取っている」という感覚が生まれてくるんです。
株価が上がれば資産が増えますし、配当金が入ればキャッシュが増えます。投資にはふたつの恩恵がある——その実感が、続けるモチベーションになっています。
暴落が来ても、以前より少し落ち着いて見ていられるのも、この「2本目の柱があるという事実」が効いているのだと思います。完全に労働収入だけに依存していたころと比べると、心の持ち方がどこか違う。うまく言葉にしにくいのですが、「少し余裕がある状態で相場を見ている」という感じです。
効率だけで見れば、これは非合理かもしれません。でも私には、この感覚が必要でした。
効率と安心、どちらが正解なのか
インデックス投資一択が、数字上の正解かもしれません。
それは否定しません。長期・分散・低コストのインデックス投資が、多くの人にとって合理的な選択であることはわかっています。
ただ、投資は数字だけではないとも思っています。続けられるかどうかも、正解の条件に含まれると感じているからです。
どれだけ理論的に正しい戦略でも、相場が荒れるたびに不安になって途中でやめてしまっては意味がありません。自分が安心して、長く続けられる方法——それが自分にとっての正解です。
私にとって、インデックスと高配当を組み合わせたハイブリッド戦略は、その答えのひとつです。
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**(画像挿入:まとめの手前)**
*チャット②でアイキャッチとは別に、本文用画像を1枚ご依頼ください。イメージ:2本の柱、穏やかに相場を眺めるような安心感のある雰囲気。*
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まとめ|たごさくの結論
効率より安心を選んでいる、という自覚はあります。
インデックス一本で走ったほうが、数字上は有利かもしれません。それでも私は、毎月の分配金・配当金という「2本目の柱」を育てながら、バリスタFIREへの道を歩んでいくつもりです。
数字では測れない安心感と心のゆとりを大切にしながら、これからも投資を続けていこうと思っています。
免責事項:この記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。


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