FIREを目指しているのに、完全FIREという言葉がどこか怖い。
そう感じたことはありませんか?
まず、この記事の結論を先に書きます。
私が目指しているのは「完全に働かなくなること」ではなく、「働く自由を自分で選べる状態=FI(経済的自立)」です。
完全FIREではなく、バリスタFIRE——そしていま私が辿り着いた言葉で言えば、FIWE(ファイ・ウィー)を目指しています。
毎月コツコツ積み立てて、配当も少しずつ増えてきた。
そんなある日、ふと思ってしまったんです。
「お金を貯めて、働かなくなって……その後、自分は何をするんだろう?」
FIREを目指すことに疑問を持ったわけじゃない。
でも「働かないこと」を目標にしている自分に、なんとなく違和感があった。
それが正直なところです。
このブログを書いているたごさくは、50代の会社員・独身。
インデックス積立から高配当投資へ軸足を移しながら、バリスタFIREを目指しています。
完全FIREではなく、です。
なぜ完全FIREを目指さないのか。
カッコいい理由なんてありません。今日はそれを正直に話します。
はじめましての方は、こちらの自己紹介記事もあわせてどうぞ。
この記事でわかること
- 完全FIREを目指さない、たごさくの本音の理由
- バリスタFIREとは何か(自分なりの定義)
- なぜバリスタFIREが自分に合っていると気づいたか
- 本当に必要なのはFIであってREではない、という話
- FIWE(ファイ・ウィー)——私が辿り着いた「理想のかたち」
完全FIREを目指さない理由を、正直に話す
FIREの文脈で語られる「完全FIRE」とは、労働収入をゼロにして、資産だけで生活する状態のこと。
嫌いじゃない。むしろ目指していた時期もあった。
でも正直、まだ資産は目標額に届いていない。
だからこそ、こんなことを想像するんです。
「仮に4%ルールを満たす金額が貯まったとして……そのとき本当に会社を辞めると言えるだろうか?」
想像してみると、たぶん言えない気がする。
それはなぜか。もう少し丁寧に、心境を話させてください。
配当+取り崩しだけでは、やっぱり不安が残る
配当収入は少しずつ増えてきました。
でも「これだけで一生食べていけるか」と問われたら、自信を持って「はい」とは言えない。
インフレ、想定外の医療費、老後の施設費……
考えれば考えるほど、「もう少し安全マージンが欲しい」という気持ちが消えないんです。
4%ルールとか、出口戦略とか、頭ではわかっている。
でも感情がついてこない。これが正直なところです。
50代から完全FIREを目指すと、目標金額のハードルが高い
完全FIREはバリスタFIREより必要な資産額が大きくなる、というシンプルな現実もあります。
労働収入がゼロになる分、資産だけで生活費のすべてを賄わなければならない。
50代から逆算すると、その金額を追いかけること自体がそもそも現実的ではないケースも多い。
私にとってバリスタFIREは「妥協」ではなく、現実に合った戦略でもあります。
給与収入の安心感が、まだ手放せない
働けば、必ず時間分の給料が出る。
この当たり前のことが、私にとってはまだ大きな安心感の源なんです。
「毎月決まった収入がある」という事実が、精神的な安定をどれだけ支えてくれているか。
完全FIREを目指す人たちは、この安心感を自分の意志でばっさり手放している。
それは本当にすごいことだと思う。でも私には、まだその覚悟が整っていません。
バリスタFIREは逃げではなく、戦略である
副業やフリーランスで収入を作る「サイドFIRE」にも憧れはあります。
ただ、私自身には専門スキルや独立経験がなく、会社を辞めて収入を自力で作ることに、まだ現実味を感じられていません。
だからこそバリスタFIRE——資産収入と少額の労働収入を組み合わせる形——が、今の自分にとっての現実的な着地点だと思っています。
「できないから選んだ」のではなく、「自分の状況に最も合っている」から選んでいる。
FIRE後の孤独が、少し怖い
完全FIREを達成した人のブログや本を読むと、みんなどこかメンタルが強い。
暴落しても動じない。相場が荒れても「長期で見れば大丈夫」と笑っている。
完全FIREを達成した人の発信を見ていると、ブログやYouTubeなど、何らかの形で社会とつながり続けている人も多いと感じます。
もちろん、それは悪いことではない。むしろ自然なことなんだと思う。
収入のためというより、誰かとつながること、役割を持ち続けること自体に価値があるのかもしれない。
そう考えると、「完全に社会から離れる」という状態は、想像以上に難しいのかもしれません。
50代にもなると「毎日会う人間がいない、役割がない」という状態に自分が耐えられるかどうか、正直わかりません。
バリスタFIREなら、細くても社会と繋がり続けられる。
その安堵感が、私には合っていました。
バリスタFIREとは何か——私なりの定義
バリスタFIREとは、資産収入+少額の労働収入の組み合わせで生活する形のFIREです。
もともとは「スターバックスでバリスタとして働きながら、投資収益で生活費の大半を賄う」というアメリカ発のコンセプト。
完全FIREとの違いや詳しい仕組みは、いずれ別の記事でちゃんと整理したいと思っています。
私がバリスタFIREに込めている意味は、少しシンプルです。
「好きな仕事・嫌でない仕事だけを選べる状態になること」
辞める自由より、選べる自由です。
今の仕事が嫌いなわけじゃない。でも、嫌いになったとき・続けられなくなったときに、
「別の選択肢がある」と思えるかどうかで、仕事への向き合い方はまったく変わってくる。
その状態を作ることが、私の目標です。
実際の資産の運用方針については、NISAでインデックスと高配当を二刀流する戦略の記事で詳しく書いています。
「働く時間を増やせばいいだけじゃない?」という疑問に答える
バリスタFIREの話をすると、こう思う人もいるかもしれません。
「結局、働けばいいだけじゃないの?」
鋭い。確かにそう見えます。でも、本質は少し違います。
FIREという言葉を分解すると、FI(Financial Independence=経済的自立)とRE(Retire Early=早期退職)のふたつです。
多くの人は「RE=仕事を辞めること」にフォーカスしがちですが、
私が本当に必要だと思っているのは、FI(経済的自立)の方だけです。
REは、FIを達成したときについてくる「おまけ」のようなもの。
経済的に自立できていれば、働くかどうかは自分で決められる。
わざわざ辞めることを目的にしなくていい。
バリスタFIREは「働く時間を増やして誤魔化す」のではなく、
FIを達成した上で、働き方を自分でデザインするという考え方です。
そこが、ただ「仕事を続ける」こととの決定的な違いだと思っています。
なぜバリスタFIREが「自分に合っている」と気づいたか
「二本柱」の安心感は、思っていたより大きかった
資産収入だけを頼りにするのではなく、少額でも労働収入があるという状態。
これが思っていた以上に、精神的な安定をもたらすことに気づきました。
暴落が来ても「まあ、仕事があるから今月の生活費は問題ない」と思える。
資産収入+労働収入という二本柱は、精神的なバッファとして機能しているんです。
これは完全FIREを目指していたころには気づかなかった感覚です。
「辞める自由」より「選べる自由」の方が、響いた
完全FIREを目指している人たちの言葉で多いのは「もう会社に縛られたくない」「時間を取り戻したい」というもの。
その気持ちはわかります。
でも私が本当に欲しいのは、少し違う。
「この仕事は嫌だから断れる」「この条件なら受けてもいい」——そう選べる立場になること。
全部辞める必要はない。選べればいい。
その感覚が、バリスタFIREという言葉と重なったとき、「これが自分の目標だ」とすっきりしました。
現在の私のポートフォリオは、まとめ|FIを目指す。REは、そのあとでいい——そして、FIWEへ
FIREという言葉が浸透してきた今、少し立ち止まって考えることがあります。 みんな「RE(早期退職)」を目指しすぎていないか——と。 本当に大事なのはFI(経済的自立)であって、REはFIについてくるおまけにすぎない。 そう気づいてから、私は自分なりの言葉を作ってみました。 FIWE(ファイ・ウィー):Financial Independence, Work Enjoyably 造語です(笑)。でも、これが今の私の本音に一番近い。 経済的に自立しながら、楽しく働き続ける。 好きな仕事を、好きなときに、自分のペースで選べること。 ▶ 投資口座をまだ持っていない方・口座選びで迷っている方は、SBI証券と楽天証券の比較記事もあわせてどうぞ。 免責事項:この記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
だとすれば、退職することを目標にする必要はない。
無理なく好きな仕事をして、社会とのつながりも確保する。
それが、私の本当のゴールかもしれません。


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